2003 CNS GUIDE

Web development

Mon Apr 28 12:13:45 JST 2003
Yuki Matsukura
[email protected]
http://www.ht.sfc.keio.ac.jp/~matsu/

概要

キャンパスネットワークシステムガイド(CNSガイド)は慶応大学湘南藤沢キャンパス(SFC)内のネットワーク説明書としてSFC内の生協で販売されています。CNSガイドはLaTeXで記述されており、LaTeXの原稿が完成した後にWebへコンバートします。



Web構築までの流れ

  1. 分割されたLaTeXファイルを統合する。単純なマクロ出力を文字列に置換
  2. platexコマンドによりauxファイル生成
  3. latex2html実行
  4. 章ごとにディレクトリに配置
  5. デザインの適用
  6. 手作業での修正



今年度の完成したWeb http://www.sfc.keio.ac.jp/cns-guide/2003/

ソース

この文書はCNSガイドのLaTeXの原稿からWebへのコンバート方法を示し、その際に私用したデータへのアンカーを示します。



※配布用にプログラムなどを整備していないないので、私用するOSによっては動かない可能性があります。

Web開発環境

使い方

動作環境

配布しているプログラムなどは以下の環境で動作していました。

項目
OS SunOS 5.6
Hardware UltraEnterprise420R (UltraSPARC-II 450MHz×4,4096MB RAM)
$ platex --version pTeX (Web2C 7.2) p2.1.8 (JIS), based on TeX 3.14159

環境設定

Web開発環境を展開する。

% tar zxvf 20030415_cns_web_all_program.tar.gz

各ディレクトリの説明

ディレクトリ名 説明
archive/ latex2htmlのソース コンパイル一時ファイル
arrange/ latex2htmlで出力されたHTMLファイルを部ごと、章ごとのディレクトリに配置した結果
back/ 2002年のbin/の中身
bin/ 独自スクリプト
l2h/ latex2htmlのインストールトップディレクトリ
l2h_result/ latex2htmlで出力されたHTMLファイル
lib/ ライブラリとして使うファイル 2001年以前のテンプレート
material/ Webで使用する画像(LaTeXで読み込んでいるEPSファイルと同名+.png)
netpbm/ 自分でインストールするlatex2htmlのライブラリ
textonly/ LaTeXのソース
tmp/ 作業途中で生成される途中ファイル
web/



展開したディレクトリに入り、環境変数を設定

  1. シェルのPATHにbin/とl2h/binを追加
  2. BASE_DIR変数に展開したディレクトリ名
  3. L2H_DIR変数に展開したディレクトリ名

用意されている環境設定用ファイルはC系シェル用

% cd web

% source csh_env

実行

プログラムを実行する順番と動作内容

Webを生成するにはいくつかのコマンドを実行する必要がある。それらのコマンドは引数などが違うため、毎回引数を指定するのは煩雑なので、コマンドを実行する単位をいくつかに分けてある。

bin/guideスクリプトを実行すると以下のような出力がでて、どの段階のプログラムを実行するかという問い合わせが出てくる。

% guide

$ guide



-- prepareing directory ------------------------------------

No error Done.

------------------------------------------------------------

[1]. make all_1.tex file.

[2]. replace from all_1.tex to all_2.tex.

[3]. compile all_2.tex by platex.

[4]. execute latex2html.

[5]. move to folders.

[6]. apply design.

Please input the process number you would like to. ex) 1245 :

段階名 説明
[1]. make all_1.tex file. 分割されたtexファイルを1つに統合する。
[2]. replace from all_1.tex to all_2.tex. また、texファイル内の文字列置き換えをする
[3]. compile all_2.tex by platex. platexによりtexファイルをコンパイルする。
[4]. execute latex2html. latex2htmlの実行
[5]. move to folders. latex2htmlによって出力されたHTMLファイルをディレクトリに配置
[6]. apply design. デザインテンプレートより、デザインを適用し、書き出す

次期課題

参考

latex2htmlの日本語パッチ
http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/latex2html/ltx2html.html
latex2html Document about style
http://www-texdev.mpce.mq.edu.au/l2h/docs/manual/Enode12_mn.html
latex2html Document about style (detail)
http://www-texdev.mpce.mq.edu.au/l2h/docs/manual/Mnode10_ct.html